外来医事課は受付係、保険係、収納統計係があり私は受付係に所属しています。受付係は、来院された患者さんの受付業務から会計業務までの一連の業務を行います。1日の外来患者数は平均2800から2900人、多いと3000人を超える患者さんが来院される為、業務を迅速に行うことを求められます。その中でも一人ひとりへの患者対応を怠らずに明るく丁寧な対応を心がけています。係業務以外にもレセプト業務を担っています。レセプトとは「診療報酬明細書」と言われる請求書です。患者さんに提供された医療サービスを診療点数に変換し作成します。患者さんは自己負担金分だけ病院へ支払い、残りの医療費はレセプトをもとに患者さんの健康保険証の発行先である保険者へ請求します。診療科毎に担当職員が決まっており、私は「形成外科、麻酔科、放射線科」を担当しています。病名やレセプト内容に記載不備がないか毎月確認し、判断がつかない事例は医師と連携を取りながら進めています。正しい請求をし、診療科の収益に繋がった時に達成感を得ることができます。また、何より患者さん対応の中で「ありがとう」の言葉を貰った時にこの仕事をしていてよかったと思います。

一人ひとりに寄り添った接遇を心がけています。患者さんの中には不安な気持ちを抱えながら受診される方がいると思います。受付や会計の窓口は最初と最後に患者さんと接する場であることから、安心を与えられるような話し方や接し方を意識して対応をしています。医療費に関したお話しだけでなく、他愛もない話を通して少しでも笑顔になっていただければ嬉しいです。患者さんが何を求めているかを瞬時に汲み取り、寄り添う気持ちを大切にすることで、「ここの病院に来てよかった」と思っていただけるような接遇を目指しています。また、常に職員間で報告・連絡・相談を意識して積極的にコミュニケーションを取るようにしています。情報を迅速かつ正確に伝えること、相手からの情報を確実に受け取ることで業務を円滑をに進めることができると考えています。

私は学生時代から人と関わることが好きで、就職活動時もその点を重視して業種を探していました。多くの企業説明会やインターンシップに参加して藤田学園を知り、ここで働きたいという意識が高まりました。藤田学園は規模が大きく、特に大学病院は日本最大の1376の病床数を持ち、様々な専門的・先進的医療を提供している病院です。職員数も6,000人以上ということで、多くの職種や職員の方と連携を図りながら働くことができると思いました。また、働いていく中で専門性の高い医療知識が身につき自身の経験やスキルアップにも繋がると感じ藤田学園への就職を決意しました。入職後は社会人としての基礎を身に付けることのできる新人研修や、1年間を通してマンツーマンで実施するOJT制度などもある為、安心して働くことができるところが魅力です。

入職時は特に医療知識が乏しく、専門資格もない0からのスタートだった為、必要な知識を身に付けることにとても苦労しました。現在は入職して2年目ですが、上司や先輩職員に支えられ、業務だけではなく人との関わり方や思いやりの気持ちなど本当に多くのことを日々学んでいます。まだまだ必要なスキルは多くありますが、着実にできることが増え、効率的に仕事ができた時は達成感を感じます。外来医事課は年齢層が若く、明るく活発的なスタッフが多いですし職位や年齢関係なく、課をより良くしようとスタッフ間で積極的に意見交換が行われています。また、医療事務に関する勉強会や研修など学ぶ環境が整っているので苦手意識がある分野でも克服して成長することができます。

患者さんが安心して医療を受けることのできる環境を整えるために、スタッフ一丸となってより良い部署作りをしていきたいです。私自身2年目となり、新入職員の時よりも部署全体の動きを把握できるようになりました。今後の目標は、自ら積極的に意見・提案等行動することで業務改善を目指すとともに、楽しくやりがいを感じながら働くことができる部署作りに貢献することです。また、今年からは後輩ができ「指導する立場」となりました。上司・先輩職員から教えていただいたことを自分なりにブラッシュアップして、後輩の育成にも力を入れたいです。ここまで目の前の業務に必死に向き合ってきた為、具体的なキャリアプランはまだ定まっておりませんが、上司・先輩職員・後輩職員を支えることのできる外来医事課のリーダー的存在になっていきたいです。

友人や家族とお出かけすることが多いです。この写真は先日外来医事課の同期と3人で草津温泉に行った写真です。1泊2日の旅行でしたが旅館で美味しいご飯を食べて温泉に入り、食べ歩きなどをしました。部署内だけでなく他部署の同期ともとても仲がよく、プライベートでもご飯を食べたり（お酒を飲んだり）、旅行に行くなど日々の疲れを癒しています。仕事では協力して業務を遂行し、休みの日は一緒に楽しい時間を過ごすことのできる特別な存在です。仕事・プライベートにおいても困ったときには必ず手を差し伸べてくれ、私のことをフォローしてくれています。こうして素敵な同期に出会えたこと、日々辛いことがあっても乗り越えられる仲間と働けていることも藤田学園に入職して良かったと思えることです。