藤田学園採用サイト

検査結果は命が発するコトバだと思うから。
細やかに読み取っていきたい。
検査結果は命が発するコトバだと思うから。
細やかに読み取っていきたい。

File:009Y.Kさん(2021年入職)
臨床検査部 救命検査室 臨床検査技師

私の仕事

救命検査室では主に、救命救急センターにおける採血や心電図検査、超音波検査、脳波検査、また、ERにおいて診療支援を行っています。迅速に正確な検査結果を報告し、患者さんの検査データの変化にいち早く気付けるようにしています。採血は侵襲を伴う検査のため、できるだけ痛みが少なくなるように、患者さんともコミュニケーションを多くとるように心がけています。また、心臓カテーテル検査のモニタリング業務なども担当しています。心臓カテーテル検査では、心筋梗塞をはじめとする患者さんの生命に関わる疾患の検査や治療を行います。バイタルや心電図などの些細な変化も見逃さないように注意しています。医師や看護師、診療放射線技師の皆さんとコミュニケーションをとりながら連携を密にし、患者さんのためにチーム医療に参画しています。

臨床検査技師として

臨床検査技師は、1番最初に検査結果を見ることのできる職種です。そのため、検査データが変化しているときはすぐに報告をし、処置や治療、そして患者さんの状態の改善につながるように気を付けています。救命救急センターの検査室では患者さんとの距離が近く、状態を間近で見ながら検査することができます。そのため、検査データとそのときの状態を照らし合わせながら検査結果を見るように心がけています。また、医師や看護師と比べると患者さんと接する時間は短いため、積極的にコミュニケーションをとることを意識しています。検査には痛みを伴う採血や患者さんの協力が必要な心電図検査などがあるため、患者さんとの関係をできるだけ良好にし、なるべく検査がスムーズに行えるように心がけています。

藤田学園で働くメリット

大学院生のころ、藤田医科大学病院で働いている臨床検査技師の方々の仕事に取り組む姿勢をみて、この方たちと一緒に働きたいと思うようになりました。数人でその日の症例の所見について話し合っていたり、医師と一緒に業務終了後にカンファレンスを行っている姿です。また、先進的な医療機器を備え、高度な医療を提供している大学病院には数多くの症例が集まり、稀な症例も経験することができるため、自分の知識や技術の向上につながると思います。それを研究にいかし、実際に社会に還元することができるのが大学病院だと考えています。研究や勉強など、やりたいことがあればやりやすい環境にあるのは藤田医科大学病院で働くメリットだと思います。

印象に残っているエピソード

緊急の心臓カテーテル検査の治療で自分がモニタリングを担当した患者さんが救命救急センターのCCUに入院され、最終的に自分の力で座ったり歩いたりする負荷心電図を行ったときは感動したのを覚えています。救急車で運ばれてきた直後の治療から、入院中の採血や心電図などの検査、一般病棟に転棟するまでの過程を、患者さんを身近に感じながら検査をして見守ることができるのは、将来部署異動などをしたとしても必ずいきてくる経験になっていると感じています。患者さんとの距離が近い分、検査をして落ち込むことも不安になることも多いですが、患者さんにありがとうなどを言ってもらえるだけでまた頑張ろうと思える仕事だと思います。

今後の目標

基本的な業務を覚えるのに必死で毎日があっという間に過ぎていってしまっているため、まずは余裕をもって周りの様子も気にしながら自分の業務に臨めるようになることが今の1番の目標です。その先の目標としては大学院のときに研究に使用していた心臓超音波検査を行えるようになりたいと思っています。また、認定資格である超音波検査士の取得を目指しています。いずれは循環器領域だけではなく、ほかの領域の超音波検査士の資格も目指したいと考えています。私は大学院を修了して藤田学園に就職したので、大学院で得た研究の知識と今の臨床での経験をいかして、社会に還元していけたらいいなと考えています。

一日のスケジュール

休日の過ごし方

カメラを持って友人と写真を撮りに行ったり、登山を楽しんだり、おいしいものを食べに行ったりしています。友人と会っていろいろな話をしていると、いい刺激をもらってまた頑張ろうと思えることもありますし、ストレス発散にもなります。特に働き始めてすぐの頃は仕事に慣れていなかったこともあり、体力的にも精神的にも疲れ切ってお休みの日もひたすら寝て体力回復するのにいっぱいいっぱいでしたが、最近になってやっとプライベートを充実させる余裕が少しでてきたかなと思います。新型コロナウイルスが落ち着いて普通に旅行ができるような世の中になったら海外にもいきたいです。

インタビュー一覧へ戻る