多くの知識や技術を獲得することが出来ることは、
藤田学園で働く大きなメリット。
多くの知識や技術を獲得することが出来ることは、
藤田学園で働く大きなメリット。
- File:001K.Mさん(2021年入職)
- 医療連携福祉相談部 医療ソーシャルワーカー
私の仕事とやりがい
現在は主に退院支援業務に携わっています。業務内容としては、患者さん、ご家族との面談、院内外や多職種との連携や協働を行っています。退院支援と一言に行っても、その中には転院調整や、在宅調整など、支援の中身は様々です。私が心掛けていることは、患者さん、ご家族に対して個々に応じた支援をすることです。例えば他の医療機関への転院を調整する際、生活背景や、患者さん、ご家族の目標地点が違えば、どれ一つとして同じ内容の支援にはなりません。希望とする生活はどんな生活か、何を大事にしているのか、常に患者さん、ご家族の視点に立って考えることは私にとって支援の根幹です。退院後に希望する生活を送れるよう、多職種と協力して支援体制を整え、安心して退院していかれる姿を見た時にとてもやりがいを感じます。
医療ソーシャルワーカーとして
患者さん、ご家族、多職種の考えや気持ちを整理して捉えることを気を付けています。患者さんとご家族は必ずしも同じ考えであるとは限りません。 時として、患者さんとご家族の思いがすれ違っていたり、医療者側との考え方にズレがあることもあります。思いのすれ違いやズレは結果として、不利益になることがあります。そんな時には一度立ち止まり、患者さんやご家族の思い、考え方、多職種の意見や見方を整理し、客観的にケースを捉えることが出来るように常に意識しています。一人で抱え込むのではなく、先輩や同期に相談し、なるべく多くの視点を支援に取り入れられるように意識しています。
藤田学園のいいところ
教育体制が整っているところに魅力を感じました。入職して間もない段階から、先輩ソーシャルワーカーより社会保障制度や、転院調整、在宅支援など様々なテーマの講義を受けることができ、医療ソーシャルワーカーとして必要な基礎的知識を身に着けることが出来ます。さらに、講義が一通り終了したところで、先輩とのロールプレイングの時間が設けられており、講義で得た知識を実際の場面で生かすための技術や、面接技術を身に着けることもできます。教育体制が整っており、経験年数が浅いうちから多くの知識や技術を獲得することが出来ることは、藤田学園で働く大きなメリットであると思います。
印象に残っているエピソード
初めて患者さんのご家族と面談をした時の事です。事前に情報収集や、面談の計画をしっかりと準備して臨んだつもりでしたが、面談が始まると頭が真っ白になってしまいました。話す内容にもどんどん自信がなくなり、同席していただいた先輩にサポートしていただきながら、何とか面談を終えることができました。この時に先輩方の凄さ、偉大さ、自分の未熟さを痛感した悔しさの残る面談だったことを強く覚えています。しかし、この面談の経験があったからこそ、次の面談ではもっと別の視点から情報を準備しよう、もう少しリラックスして面談に入ろうという意識を持つことが出来るようになったので、自分にとって必要な経験であったと感じています。
今後の目標
患者さん、ご家族の思いに寄り添った在宅支援のできる医療ソーシャルワーカーになることです。そのために今は一つでも多くの在宅支援のケースに携わり、在宅復帰するうえで患者さん、ご家族が感じていること、在宅支援でのポイントや、多職種との連携の取り方ついて一つ一つのケースから学んでいます。今はまだ在宅支援を学び始めたばかりですが、一般病棟において多くの在宅支援を学んだ後、将来的には、終末期医療を必要とする患者さんの支援に携わりたいと考えています。緩和ケアや終末期医療は私が学生時代より興味を持つ分野です。医療ソーシャルワーカーによる緩和ケア病棟での支援の実践について見識を深めることは、私の大きな目標です。
一日のスケジュール
休日の過ごし方
休みの日は趣味の和太鼓をしています。高校時代の部活動で始め、今は地域の社会人チームに所属しています。練習中は和太鼓を打つことだけに集中出来るので、仕事と趣味のオンオフを切り替えることが出来ます。また、全身を使って奏でる楽器なので、程よい汗をかきながらいい運動にもなっています。チームの仲間と作り上げた演奏は地域のイベントや自主公演で披露しており、演奏後にお客さんから貰う拍手は次へのモチベーションや、達成感になっています。